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平成27年度 産業市民委員会行政視察 | 長岡市議会議員 池田和幸(かずゆき)公式サイト

活動報告

平成27年度 産業市民委員会行政視察

 

産業市民委員会では、昨年の1 0 月1 4 日から1 6 日までの3 日間、北海道函館市、苫小牧市、江別市で行政視察を行いました。

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北海道函館市 地域交流まちづくりセンターの取り組みについて

函館市では、「地域交流まちづくりセンターの取り組みについて」 を視察しました。

地域交流まちづくりセンターは、大正12年創業の呉服店の建物を再利用し、2007 年4 月に生まれ変わった観光拠点施設です。NPO やボランティアなど市民活動の支援、市民の交流の場、地域情報の発信拠点として多くの市民や観光客が訪れています。また2009 年5 月からは「移住者サポートデスク」、「定住者サポートセンター」を開設し、移住を検討している方への相談対応や定住した方のサポートを行っています。

施設の運営は、指定管理者(NPO 法人)によって行われており、年間利用者は12 万人を超えています。情報発信フロア、事務ブース、多目的ホール、会議室、ギャラリーゾーンなどがあり、1 階にはカフェの設置、会議室の利用は1 時間単位とする、イベント準備はセンターのスタッフが協力するなど可能な限り市民の自由な利用ができるように運営されています。建物の管理についても常にきれいな状態を維持するため、スタッフ自らが毎年部屋の塗装を行うなどコストに対する意識の高さも感じられ、運営の基本は「市民のために、NO と言わない姿勢」という管理者の方針が実践されていました。

 

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苫小牧市 企業誘致・中小企業融資制度について

苫小牧市では、「企業誘致及び中小企業融資制度について」 説明を受けました。

苫小牧市は、北海道貨物の約半数、外貿コンテナの7 割を扱う国際拠点港湾を有し空路は新千歳国際空港が近いなど優れた交通アクセスを生かし多くの企業誘致に成功しています。北海道の工業団地全体の約50% が苫小牧に集中しています。

企業立地推進に当たっては、市を中心として商工会議所、苫小牧港管理組合等の団体と企業誘致連絡協議会を設置し、企業訪問、企業誘致フェア、その他PR活動などを実施しています。雇用助成金、緑化助成金など4 つの助成金が受けられる優遇措置があり、すべての助成金の併用が可能となっています。

特徴的な制度として、立地企業サポート事業があり、離職防止等処遇改善事業、若者人材育成事業、就労環境の整備のための職場環境改善事業など将来にわたる安定した雇用の確保、創出するための施策が充実しています。企業誘致の促進によって定住人口を増加させ、人口が減らないまちづくりを現在の地方創生に先駆けて実施している取り組みとして大変参考になりました。

 

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江別市 北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区構想について

江別市では、「北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区構想」について北海道情報大学に於いて江別市、北海道情報大学担当者より説明を受けました。

江別市は、平成2 3 年1 2 月北海道、札幌市、函館市、帯広市等1 8 町村と連携し、国際戦略総合特区の指定を受けました。フード特区は、北海道における食の「総合産業」 の確立によって、農水産業、食品製造業の国際競争力を強化し、アジアの食市場を獲得することを目標としています。

江別市は、北海道情報大学外3 大学、道食品加工研究センターと協定し、食品加工や付加価値を高める研究開発の拠点となっており、輸出向け商品や機能性商品の開発モデル事業、海外市場開拓支援事業等の企業支援、地元食材や商品の普及PR 等が積極的に行われています。また食の臨床試験「江別モデル」 として北海道情報大学が約5500人の市民ボランティアを対象に農水産物や機能性食品の有効性等に関する科学的評価を実施しています。

江別市の農業は、小麦「ハノレユタカ」の生産は道内の大半を占め、小麦を使用した製品の開発も行われています。またブロッコリーやレタスの生産量は道内1 位と野菜の生産も盛んに行われています。産官学の密接な連携の必要性と総合産業としての力強さを感じた視察でした。

長岡市議会議員 池田和幸(かずゆき)

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